フォトフェイシャルは同時にさまざまな効果が期待できる!?

フォトフェイシャルは、IPLと呼ばれるいろいろな波長の光を同時に肌にあてることで、シミ、そばかす、開き毛穴やニキビ跡など、さまざまな肌悩みに効果を発揮する美容医療の施術です。痛みやダウンタイムがほとんどなく、美容医療を初めて受ける方にもおすすめです。そこで、今回は、フォトフェイシャルの効果についてご紹介します。

フォトフェイシャルの効果

1つ目は、シミ・そばかす・くすみなどの色素沈着の改善です。
IPLの光は過剰に生成されたメラニンに作用します。光エネルギーから発生する熱によって分解されたメラニンは、ターンオーバーによって肌の表面に浮き上がり、古い老廃物とともに剥がれ落ちるので、シミやそばかす、くすみなどの色素沈着が改善します。さらに、レーザーでは反応しない薄いシミにも作用し、広範囲の肌トラブルを改善できるのが特徴です。

2つ目は、赤ら顔の改善です。
IPLの光はヘモグロビンの赤い色素に反応します。光エネルギーによって肌表面で拡張した毛細血管にダメージを与えて収縮させることで、赤みが目立ちにくくなり、毛細血管が拡張して赤みが出ている状態の赤ら顔が改善します。

3つ目は、しわ・たるみの改善です。
しわやたるみは、加齢によって真皮のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減少することで、肌の弾力が失われ発生します。フォトフェイシャルの光エネルギーを真皮層まで届けて線維芽細胞を活性化させることで、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの生成を促進でき、ハリや潤いのある肌が期待できます。20〜30代のうちにフォトフェイシャルの施術を受ければ、肌老化によるたるみやしわを予防する効果も期待できます。

4つ目は、ニキビ・ニキビ跡の改善です。
フォトフェイシャルは、ニキビの原因となるアクネ菌がつくり出す「ポルフィリン」という成分にも有効です。光を照射したときの化学反応で発生する活性酸素によって、アクネ菌を殺菌してニキビを改善します。また、IPLの光は赤い色素に反応するので、ニキビ跡の赤い色素にもはたらきかけ、顔の毛細血管を収縮させることで赤みが軽減されます。さらに、IPLは真皮に達して皮脂線も熱変性させるため、新しいニキビの予防効果も期待できます。

5つ目は、毛穴の開きの改善です。
IPLの光が肌内部の真皮層を刺激すると、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されるため、開いた毛穴を引き締められます。皮脂の過剰分泌や加齢などによって開いた毛穴も目立ちにくくなり、キメの整った肌に導きます。

フォトフェイシャルの効果が出る回数は?

フォトフェイシャルの効果を実感できる回数は、一人ひとりの肌の悩みや状態によって異なります。1回の施術でもくすみの改善やトーンアップ効果を実感できる人もいますが、濃いシミやそばかす、毛穴の開きなどは、回数を重ねるごとに徐々に改善していきます。フォトフェイシャルは優しい光で少しずつ肌の状態を改善し、顔全体の色調を均一にしていく施術のため、複数回行うことが前提なのです。だから、5~6回程度施術を受ければ全体的にくすみが改善し、透明感のある肌に近づきます。その後も1ヶ月に1回程度治療を続ければ、しみやそばかす、しわ、たるみなどが改善し、肌の調子がよくなります。

まとめ

フォトフェイシャルは、IPLという特殊な光を照射することによって、さまざまな肌悩みを同時に少しずつ改善していきます。つまり、複数回施術を受けることで肌質が改善していくので、1回で劇的な効果を求めるのではなく、3〜4ヶ月程度の計画を組んで施術を受けることが大切です。